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免役
「免役〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
免役の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
らだと。またいわく、アゼンスに八十まで生きた騾あり、かつて堂を建つる時この老騾を
免役したが、自ら進んでその工事を助けたから城民大いに悦び、議定してどの家の穀を食....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
深く関係するようになったので帰れなかったのが、幸か不幸か今度は前にいった事故から
免役となって帰ることになったのである。家族等は
免役の事は悲しんだが、帰国という事....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
、孤独のままで世人に立ち交じることができるのだった。ジャン・ヴァルジャンは法律上
免役の年齢たる六十歳に達していた。しかし彼は五十歳以上とは見えなかった。それにも....
「ヴェルダン」より 著者:野上豊一郎
ったのだといった。また戦争が始まったら出なければならないのかと聞いたら、負傷して
免役になったからもう出ないだろうといっていた。戦争は怖いだろうというと、戦争は怖....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
善、救助に関したるものには、労役者保護会、婦女子保護会、寡婦、小児、老人、水夫、
免役者(兵役・懲役とも)、外国人、破船者、遭難者、牛馬等を保護救助する諸会あり。....
「大岡越前」より 著者:吉川英治
行からおいとまを申し渡された。……どうも、名残りおしいが、ぜひもない」 「えっ。
免役になったのか」 「うム。当分、ぶらついているつもりだ」 「どうしたのだ、いっ....