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児雷也
「児雷也〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
児雷也の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「彼岸過迄」より 著者:夏目漱石
返った刀を抜こうとするところや、大きな蝦蟆《がま》の上に胡坐《あぐら》をかいて、
児雷也《じらいや》が魔法か何か使っているところや、顔より大きそうな天眼鏡《てんが....
「ふもれすく」より 著者:辻潤
木大将のような人もあるかと思うとアマカスとか、マメカスとかいうような軍人もいる。
児雷也もドロボーなら石川五右衛門もドロボーである。ネズミ小僧やイカケの松君もドロ....
「少年時代」より 著者:幸田露伴
段々読むに慣れてスラスラと読めるようになった。それから後は親類の家などへ往って、
児雷也物語とか弓張月とか、白縫物語、田舎源氏、妙々車などいうものを借りて来て、片....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
って帰った、番附や鸚鵡石《おうむいし》を後に見ると、その時の狂言は八代目団十郎の
児雷也《じらいや》であった。この時継母と同行したのは山本の家族であった。それから....
「鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
その頃のお湯屋は、長方形の湯槽の上に石榴口といって、押入じみた形のものがあって、
児雷也とか、国姓爺とか、さまざまの絵が濃い絵具で画いてあり、朱塗の二、三寸幅の枠....
「自来也の話」より 著者:岡本綺堂
けで、支那の我来也が日本の自来也となり、更に自雷也となったのであるが、それがまた
児雷也と変ったのは美図垣笑顔から始まったのである。笑顔は芝の涌泉堂という本屋の主....