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「党与〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

党与の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
鍵屋の辻」より 著者:直木三十五
十文字の槍をもたせ後ろを押える人として叔父の川合甚左衛門、四十三という男盛り、若党与作に素槍を担《かつ》がせ、同じく熊蔵を従えた主従十一人鎖帷子厳重に、馬子人足....
真田幸村」より 著者:菊池寛
に引かれ父に弓引くようやあると云う。 信幸、石田に与せば必ず敗けるべし、その時党与の人々必ず戮を受けん。我々父と弟との危きを助けて家の滅びざらんことを計るべし....
近時政論考」より 著者:陸羯南
これあるがごときはただ外観に過ぎずして、さらに実相を見れば一種族・一地方または一党与の専恣たることを免れざるなり。帝室のごとき、政府のごとき、法制のごとき、裁判....
法窓夜話」より 著者:穂積陳重
録」の記すところに拠れば、この慶安の養子法改正は、敏慧周密をもって正雪、忠弥等の党与の逮捕を指揮した、かの「智慧伊豆」松平伊豆守信綱の献策であるということである....
ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
かっていた。ハスレルはあらゆる芸術に通じてると自称していたのである。そして自分の党与から指示されたとおりに従って、マネーとワットーとを自分の趣味の中に結合してい....
旧藩情」より 著者:福沢諭吉
|未曾有《みぞう》の大事件、もしこの事をして三十年の前にあらしめなば、即日にその党与を捕縛《ほばく》して遺類《いるい》なきは疑を容《い》れざるところなれども、如....
道鏡皇胤論について」より 著者:喜田貞吉
にすべき秘鍵が存するのである。 思うに彼が僻陬の任に当てられたのは、当時道鏡の党与なお存するを慮って、これを安全の地に置いた為であったかもしれぬ。道鏡の天位を....