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「党員〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

党員の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
星座」より 著者:有島武郎
ままで大声に情婦を呼びたてる。そして聞き慣れない美しい声の持主というのはジロンド党員の陰謀を密告するために、わざわざカンヌから彼を訪れたのだといって、昨日以来面....
武装せる市街」より 著者:黒島伝治
た。それが、やっとだった。工人達は怠業状態に這入った。 便衣隊と前後して、共産党員が市内にもぐりこんだ。――という風説がやかましくなった。工人に武器を配附して....
日本脱出記」より 著者:大杉栄
どこでだったか忘れたが、フランスからの無線電信で、首領カシエンを始め十幾名の共産党員がそこにおし籠められたことを知った。それもまだいる筈だった。また、僕がフラン....
太平洋魔城」より 著者:海野十三
ったぞ。これを読んでみろ」 「はい」事務長は電文を読みだした。 「貴艇内に、共産党員太平洋委員長ケレンコおよび潜水将校リーロフの両人が乗りこんだ。監視を怠るな。....
獏鸚」より 著者:海野十三
かった。 そうなると得意なのは黄血社の連中だった。 ダムダム珍は、例の巣窟に党員中の智恵者を集めて、鳩首協議を重ねていた。秘報によると、それは暁団の不在に乗....
神経」より 著者:織田作之助
は、討論の相手とマイクとどちらの方へ話しかけていいのかうろうろ迷っているし、共産党員は威勢ばかりで懐疑のない声だ。放送演説の名人といわれていた故永田青嵐ですら、....
豆腐買い」より 著者:岡本かの子
アンリーのこういう願いからお京さんはアンリーに貰われた。アンリーはリヨンで王党の党員だったが矯激の振舞いがあったのでしばらくフランス縮緬の輸出の仕事を請負って東....
母と娘」より 著者:岡本かの子
葉を切ったイリデ叔母はウイリーの方をちらっと見て―― 「だのにウイリーはナチスの党員になって、先日も突撃隊を志願すると言うの。しまいにはローマや巴里へでも突撃し....
今昔茶話」より 著者:国枝史郎
めて立去った。……つまり、白い糸を外套につけた外交官を殺せという指令をうけた虚無党員が、それとめざした外交官を刺殺そうとしたところ、白い糸が無かったので、刺殺さ....
実感」より 著者:織田作之助
なかった。 秋の夜、目の鋭いみすぼらしい男が投宿した。宿帳には下手糞な字で共産党員と書き、昨日出獄したばかりだからとわざと服装の言訳して、ベラベラとマルキシズ....
民主主義」より 著者:織田作之助
から、誰とでも会うだろう。彼はわざわざ上京して共産党の本部を訪問した。ところが、党員が出て来ていうのには、 「野坂氏は多忙で誰とも会いません。用件は私が伺いまし....
二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
ったのみならず、二葉亭の知友としてもまた頗る遺憾であった。 その頃|波蘭の革命党員ピルスウツキーという男が日本へ逃げて来て二葉亭を訪ねて来た。その外にも二葉亭....
二葉亭追録」より 著者:内田魯庵
に深くロマーノフの罪悪史を知り過ぎていた。が、同時に入露以前から二、三の露国革命党員とも交際して渠らの苦辛や心事に相応の理解を持っていても、双手を挙げて渠らの革....
まあまあ居士の弁」より 著者:浅沼稲次郎
る。人に会う事はくたびれる仕事だが、会うことは亦愉快な事でもある。 私は純粋社会党員でありたい 社会党は政党として結党したのであるが、時々左右の対立などと新聞....
私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
このため本会議は休憩となり、私はしてやったりとほくそ笑んだが、私のアジ演説は共産党員を走らせたのだから共産党以上だといわれた。 七、戦前の選挙戦 私の衆議院議....