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入れ揚げる
「入れ揚げる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
入れ揚げるの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
てね」 「へえ、しようのないのらくら者で、三日にあげず悪所通いはする、ばくちには
入れ揚げる、仕事はなまける、いくつ人形を焼かしても手筋はわるい、七年まえから内弟....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
と不思議で、小三津も文字吉に魂を奪われてしまって、持っている金も着物も片っ端から
入れ揚げる。それを師匠の小三に覚られて、幾たびか意見されても小三津は肯かない。こ....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
なりました。 そこで、問題の蝶合戦ですが、善昌も覚光という相手が出来て、それに
入れ揚げる金が要るので、なにか金儲けの種をこしらえようと思っているところへ、井伊....
「狂乱」より 著者:近松秋江
当然のことで、もちろん、あんな商売をしている女に山ほど銭を入れ揚げたって、それは
入れ揚げる方が愚ではあるが、たとい幾ら泥水稼業の女にしても、ただむやみに男を騙し....
「名娼満月」より 著者:夢野久作
い御秘蔵の書画|骨董の数々を盗み出して、コッソリと大阪の商人に売りこかし、満月に
入れ揚げるのを当然の権利か義務のように心得ている有様であった。 残る一人は大阪....