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入会
「入会〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
入会の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「土曜夫人」より 著者:織田作之助
はいって貰おうと思ってたのよ。知ってるでしょう、リベラルクラブ。同伴者がなければ
入会できないのよ。アベック、素敵じゃないの。おほほ……」 場ちがいのけたたまし....
「映画界手近の問題」より 著者:伊丹万作
連盟による利益を蒙るものは必ずしも協定加入の各会社ばかりではなく、その余沢は不加
入会社にまで及んでいることがわかる。右のような次第で、結局被登録者には退社の自由....
「三十年後の世界」より 著者:海野十三
をまぎらすための、いろいろな工夫をこらす。 将棋のトーナメント競技を計画して、
入会をすすめる者がある。 卓上ベースボールのリーグ戦をするメンバーを募集してま....
「若草物語」より 著者:オルコットルイーザ・メイ
説するような堂々たる態度と調子ではじめました。「わたくしは、ここに一名の新会員の
入会許可を提議したいと思うのであります。その人は、その名誉をあたえられるにふさわ....
「桐生通信」より 著者:坂口安吾
、諸事安あがりはなはだしい。 昨年この町にゴルフクラブができ、私もすすめられて
入会した。私がゴルフを覚えたのはこの町のおかげであるが、この会費が月に百円である....
「ゴルフと「悪い仲間」」より 著者:坂口安吾
き専用の練習場ができるまでここで最初の練習をはじめた。そのときボクもすすめられて
入会したのだが、専用の練習場ができてのちもボクだけはひきつづき書上邸内の練習場へ....
「潜航艇「鷹の城」」より 著者:小栗虫太郎
る快走艇倶楽部員の移動が記されていて、艇長とシュテッヘとは、交互に反対の倶楽部へ
入会しているのだった。 しかしウルリーケは、法水の謝辞を快く容れて自室へ去った....
「銅銭会事変」より 著者:国枝史郎
折が詳しく書物には記されてあった。 「公所(大結社)」のことや「会員」のことや「
入会式」のことや「誓詞」のことや「諸律法」のことや「十禁」の事や「十刑」の事や「....
「光り合ういのち」より 著者:倉田百三
「巴峡」という校友会誌で霧村君の文章を読んで秘かに敬愛していた。入学して白帆会に
入会したのもその霧村君が白帆会の雑誌委員なのと、その弟の三之助が同級にいて私を勧....
「明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
ラブというのができた。 その練習場に当分文左衛門さんの裏庭を用いるから、私にも
入会しなさいとすすめられた。 毎週一回プロがきて手ほどきしてくれる。これがそも....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
豊かにすることを努めておった。既に一八一三年にはタタムの発起にかかる市の科学界に
入会した。(これは後につぶれたが)。この会は三・四十人の会員組織で、毎水曜日に集....
「母と娘」より 著者:岡本かの子
にくれて仕舞った。 或晩、それは欧洲の気候の内、一番よい五月の末頃、アグネスの
入会して居る欧洲ハイキング・クラブの会員である巴里のイボギンヌから誘い状が届いた....
「キビキビした青年紳士」より 著者:甲賀三郎
部というのがある。この倶楽部に多分大正十年頃だったと思うが、科学技術者が大挙して
入会することとなり、私は準備委員といったわけで、丸の内の同倶楽部へ時々顔を出した....
「不在地主」より 著者:小林多喜二
―云ってしまってから、口のなかだけで笑った。 武田は又上ると、会の性質、目的、
入会条件、事業等について説明した。余興に入り、薩摩琵琶、落語、小樽新聞から派遣さ....
「春雪の出羽路の三日」より 著者:喜田貞吉
えた名前だ。聞くところによれば、この駅の所在は金沢町・飯詰村・金沢西根村の三町村
入会地で、どの町村名を取って駅に名付けるということも出来ず、磨った揉んだの揚句に....