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「入国〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

入国の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
地球発狂事件」より 著者:海野十三
うなことは絶対にないと力説したが、水戸は頑固にそれを受入れなかった。そしてソ連へ入国する機会を早く得てくれるようにと、ドレゴに一所懸命頼んだのであった。 その....
海底大陸」より 著者:海野十三
まえをはじめ臣民一同、王子の勇敢な旅行をほめているというか。では、それにめんじて入国をゆるすとしよう。ロローにすぐこっちへ来いといえ。人間も連れてくるようにいい....
旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
密うける密事があらば格別、何のいわれもないのになにゆえまた謝罪するのじゃ。紊りに入国致した隠密ならば、たとい江戸大公儀の命うけた者とて、斬り棄て成敗勝手の筈じゃ....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
同三年の尾州藩主|上洛に引き続いて、諸藩の家族方が帰国、犬千代公ならびに家中衆の入国、十四代将軍が京都より還御のおりの諸役人らの通行、のみならず尾張大納言が参府....
海底都市」より 著者:海野十三
しは君のことについて、いずれ市民にすっかり本当のことを話をするつもりだ」 「不正入国の影の人間だということもか」 「しいッ。……大きな声を出してはいけない。わし....
霊魂第十号の秘密」より 著者:海野十三
スエーデンへうまく渡れたのであろうか。その方面を聞いてもらったが、そういう人物は入国していないし、陸路はもちろん、空路によってもスイスからスエーデンへ入ることは....
地球要塞」より 著者:海野十三
の戦備をととのえているのです。 近来《きんらい》汎米人以外のいかなる外国人も、入国を許可しませんから従って、どんなに大仕掛けの戦備ができているか、あまり外へは....
臨時急行列車の紛失」より 著者:新青年編輯局
は無限の金力を動かすことが出来た。この巨大な金力を自由にふるって、カラタール氏の入国を絶対にはばむことの出来る人物を彼等は求め始めた。人物、それは独創力に富んだ....
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
相違ない。まず共産党幹部の地下潜入、朝鮮戦乱や国際情勢の悪化につれて国外からの密入国や国内からの脱出などゝモグラ族の移動往復が相当ヒンパンであろうから、イヤでも....
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
の方ははるかに易々たるものであったに相違ない。 戦後の今日、朝鮮からの密輸や密入国は発動機船を用いているらしいが、それは監視船の目をくぐるに必要な速力がいるた....
オシラ神に関する二三の臆説」より 著者:喜田貞吉
ておられたように、ふつうにこれを藩祖酒井宮内大輔忠勝に関係して説明している。忠勝入国の際検地が案外寛大であったので、農民その徳を頌し、土地を測るに用いた間竿を切....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
をしてこの国に入ることを許さしめたからであります。殊に殿下は一切智者にして慧海の入国を寛大に看過し、しかして私にその秘密の教えを授けられたのはそもそも由縁ある事....
棚田裁判長の怪死」より 著者:橘外男
離であろうか。本月二十二日の日曜、ここへ遊びに行った、市内古町住宅九十三号、大村入国者収容所職員、中込佐渡雄君(二十六歳)、岩瀬忠市君(二十四歳)、秋月敏子嬢(....
墓が呼んでいる」より 著者:橘外男
|汲みをして昼の麺麭を恵まれたり、麦畑の除草を手伝って晩飯にありついたり、正規の入国手続きを踏んでいないのですから、官憲の眼を忍んであっちへ逃げこっちへ逃げして....
エタに対する圧迫の沿革」より 著者:喜田貞吉
出ているのは、多くは徳川時代も中頃以後の事であった。江戸では天正十八年徳川家康の入国の際、前例により弾左衛門祖先に長吏以下の支配を命じ、大抵の事はその自治に任し....