入坑[語句情報] »
入坑
「入坑〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
入坑の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「骸骨の黒穂」より 著者:夢野久作
ます。有名な窃盗犯で鍋墨の雁八という……」 「ウムウム。福岡から追込まれて来て新
入坑の坑夫に紛れ込んでおったのを、君が発見して引渡したという、あれじゃろ……」 ....
「斜坑」より 著者:夢野久作
来事だったので、山中を震撼す大音響を聞くと同時に、三十間ばかり離れた人道の方から
入坑りかけていた二番方の坑夫たちが、スワ大変とばかり何十人となく駈付けて来た。そ....
「新しい婦人の職場と任務」より 著者:宮本百合子
を限度とする警告を発したのは遠いことではなかった。母性保護の見地から婦人労働者の
入坑を禁じた鉱山労働へ、女は石炭に呼ばれ、再び逆戻りしかけている。幼年労働の無良....
「国際民婦連へのメッセージ」より 著者:宮本百合子
ちつづけたのは勤労婦人の献身でした。一九四〇年以後の日本のすべての炭坑には婦人が
入坑し、過重な労役に服してきました。若い勤労婦人は最も危険・有害なあらゆる生産部....
「坑鬼」より 著者:大阪圭吉
だ危険なものであるから、炭坑はこれに専用者の番号をつけて、坑口の見張所でいちいち
入坑の時に検査をさしていた。その安全燈の一つが所属不明で転っていたと云うのである....
「炎の人――ゴッホ小伝――」より 著者:三好十郎
さんやおかみさんが、かたまってね、事務所の前に居る。日給は今まで通りでいいから、
入坑させてくれって、そう言って。フランシスの小父さんが、みんなを代表して事務所に....