入塾[語句情報] »
入塾
「入塾〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
入塾の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「浮雲」より 著者:二葉亭四迷
、そのままに打棄てて置く内、お勢が小学校を卒業した頃、隣家の娘は芝辺のさる私塾へ
入塾することに成ッた。サアそう成るとお勢は矢も楯《たて》も堪《たま》らず、急に入....
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
の塾に入って勉学したいと答えた。 貞固は先ず優善が改悛の状を見届けて、然る後に
入塾せしめるといって、優善と妻|鉄とを自邸に引き取り、二階に住わせた。 さて十....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
へ到着を届けて、そこへ一、二泊させてもらった。その内従弟の中行は三田の慶応義塾へ
入塾した。私と由井氏とは芝の新銭座の或る人の坐敷を借りて寓居した。三度の食事はそ....
「次郎物語」より 著者:下村湖人
らかはかれの気持ちをも察して、開塾式の日取りを日曜に選んでくれたおかげで、かれも
入塾者の中にまじって式場につらなることができ、またその日じゅう彼等と行動をともに....
「三人の師」より 著者:上村松園
た。 楳嶺先生の歿せられたのは明治二十八年の二月だった。 師縁まことにうすく
入塾後二年目で永のお別れをしなければならなかった訳であるが、私にとっては巨大な光....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
まると直ぐトッピキピを初めてヤンヤといわせたそうだ。間もなく芝の愛宕下の高谷塾に
入塾した。高谷塾というは『日本全史』というかなり浩澣な大著述をしたその頃の一と癖....