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入帳
「入帳〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
入帳の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
《てら》い気味は少しもなく、ただ今日の心覚えを、明日の参考にとどめておく、金銭出
入帳に毛の生えた程度のものに過ぎないのですが、書いていれば、日課としてそれをしな....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
に至るまで、総計これだけあるから、念のために覚えて置くがよろしいと、番頭にその記
入帳を取り出ださせ、それを私につきつけて説明をなさろうとしますから、私は、いいえ....
「日記」より 著者:宮本百合子
、一寸の金ではすまないのだから、今出来る丈ためておきたい。だから来年は、金銭の出
入帳をつけて見ようかとも思う。こんな気持になると、気の毒でもあり、たのもしくもあ....
「銀河まつり」より 著者:吉川英治
知しました」 と、相役の四名は、厚ぼったい帳面を何冊もひろげ出した。――硝石購
入帳、煙火道図式、西洋薬品記録、仕上入倉簿、職方日誌、賃銀貸出覚え。 銘々、一....