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「入庫〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

入庫の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
青春の逆説」より 著者:織田作之助
なかった。 「もうガソリンが切れてまんねん。どこまででっか?」 「下寺町だ」 「入庫の方角と違いますわ。あきまへん、降りとくなはれ」結局、豹一は降りざるを得なか....
電車の見えない電車通り」より 著者:宮本百合子
にかいなくなった。赧ら顔のずんぐり男は、それでも、電車が来ると、 「えー、ナニ?入庫、君、入庫して下さい」 とやっている。 「入庫だって」 「入っちゃっていいん....
夢と人生」より 著者:原民喜
閲覧室の方は壊れたままだが、裏側にある書庫は無事に残っているのだ。僕はあるとき、入庫証をもらうと、はじめてその書庫のなかに這入ることが出来た。重たい鉄の扉を押し....