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「入木〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

入木の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大菩薩峠」より 著者:中里介山
いおひとよしの坊主でございます」 金公は金公で、この坊主を捉《つか》まえて木莵入木莵入と言い、坊主は坊主で金公を捉まえて金公金公と呼捨てにしているところを見れ....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
は、なんて図々しい奴でしょう」 「ふーむ」 主膳は同じく聞き流して、サラサラと入木道《にゅうぼくどう》を試みる。 「それで、夜になると、何ともいえないいやな手....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
せん。 行成を学んでも、その骨法をうつし得るものは極めて稀れです。大師の文字に入木《じゅぼく》の力がありとすれば、行成の仮名には骨を斬るの刃がある。お銀様が、....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
十八 神尾主膳は、今朝《けさ》は日当りのよい窓の下で、しきりに入木道《にゅうぼくどう》を試みていました。 これが、閑居のうちに、神尾主膳が善....
東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
いとわず今少しく彼の書について補いしるさんこと、必ずしも蛇足ではあるまい。実隆の入木道の妙を得、在来の御家流に唐様を加味した霊腕を揮ったことは、その筆に成れりと....