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「入校〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

入校の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
星座」より 著者:有島武郎
誰にでも言って聞かせる言葉ではないか。清逸の学資の補助(清逸は自分の成績によって入校二年目から校費生になって授業料を免除されている上毎月五円の奨学金を受けていた....
愛と認識との出発」より 著者:倉田百三
に揉まれず育った君は素直な、柔らかな稚松であった。思えば六年前僕らが初めて中学に入校した当時、荒い黄羽二重の大名縞の筒袖に短い袴をつけて、褐色の鞄を右肩から左脇....
ああ玉杯に花うけて」より 著者:佐藤紅緑
の窓からその元気のいい顔をだしてどんな声で玉杯をうたったか。それから一年おくれて入校した生蕃とあだなのつく阪井巌という青年が非常な勉強をもって首席で大学にはいっ....
夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
年に別れた。どうして離籍されたか、それも知らされていない。町内にあった平河小学に入校した年である。その後母親は学校の昼休みの時間を見はからって、逢いに来たことが....
幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
し見るわけにも行かぬ。生徒には藤田文三氏、長沼守敬氏、大熊氏廣氏などいう人たちが入校っているようであるが、自分は純然たる仏師のこととて、まるで世界が違う。其日々....
藪の鶯」より 著者:三宅花圃
とお思いなら。早くりっぱな人になって下さいヨ。なかなかお前の今の学力では。大学へ入校もどうだかしれません。こんど宮崎さんへあがったら。あの方は文学士で大学の助教....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
六年六月号「東亜連盟」に掲載 私が、やや軍事学の理解がつき始めてから、殊に陸大入校後、最も頭を悩ました一問題は、日露戦争に対する疑惑であった。日露戦争は、たし....