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入母屋
「入母屋〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
入母屋の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
の左右に長蛇《ちょうだ》の如く走る白壁に黒い腰をつけた塀《へい》と、それを越した
入母屋風《いりもやふう》の大屋根であって、これが机竜之助《つくえりゅうのすけ》の....
「不尽の高根」より 著者:小島烏水
りが、すいすいとやみを縫って行く間を、朱塗りの楼門に入れば、五間四方あるという向
入母屋造の拝殿があり、その奥には浅間造なる建築上の一つの形を作ったところの、本殿....
「古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
いるとも言える。そうしてその原因はあの曲度の鋭さにあるらしい。 法隆寺の建築に
入母屋造りの多いこともここに関係がある。寄棟造りの単純明快なのに比べて、この金堂....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
。後ろについて、西廻廊の出口から、履き物をはきかえ、御手洗川の石橋を渡ってゆく。
入母屋式の、平安朝風、鉄筋コンクリート。歌舞伎座を小さくしたみたいな耐火建築だ。....