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入港
「入港〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
入港の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「恐竜艇の冒険」より 著者:海野十三
のギネタの町は、そんなに繁盛《はんじょう》している町ではないから、一日のうちに、
入港船も出港船も一隻もないことがめずらしくないのである。だから、港外の沖合に待っ....
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
らぬ。この上はどうしたらいいだろうかと思い、このオルタの港を眺めていると、そこへ
入港して来た一隻の汽船がある。それはソ連船レマン号だった。僕はその船を見た瞬間一....
「地中魔」より 著者:海野十三
へ。そして課長自身は信ずるところあって横浜へ――。 さて今や、当日たった一|艘
入港する外国帰りの汽船コレヤ丸が港外に巨影を現した。 コレヤ丸
入港 米国....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
隊、空輸にて着陸す。テンチ大佐以下百五十名。 ◯その前日に、十七隻の米艦相模湾に
入港。本日は約七十隻にふえ、戦艦ミズーリ号もその中に在り。 ◯B29やグラマンが....
「海底大陸」より 著者:海野十三
ので、フランス国民は、ひとりのこらずルゾン号の冒険を知っていた。だからルゾン号が
入港したときには、ルゾン号を見ようという群衆が、波止場にも、ビルの屋上にも、また....
「霊魂第十号の秘密」より 著者:海野十三
する必要が出来て、こんなものが出来上ったらしい。殺風景で、いい感じはしなかった。
入港がまだ終らないうちに、隆夫のたましいは汽船ゼリア号に訣別《けつべつ》をし、風....
「爆薬の花籠」より 著者:海野十三
送受信にとてもいそがしいと、並河技師からいって来ました」 「うーん、そうか。横浜
入港が明日だから、それで無電連絡がいそがしいのだろう」 「いえ、いつものいそがし....
「戦時旅行鞄」より 著者:海野十三
ちの話だ。ときにこの汽船は何時に○○港へ入る予定になっとるかね」 「はい、○○港
入港は明後日の夕刻でございます」 「何じゃ明後日の夕刻? ずいぶん遅いじゃないか....
「沈没男」より 著者:海野十三
パイロットで見るからに頼母しく感じた。 この調子では、夕方までには、ロンドンに
入港することが出来る筈である。 前方にハリッチ市が見えてきた。あれこそ、余が最....
「火薬船」より 著者:海野十三
いたことがあるんで」 「なんでもいい。面白いものを見せるといったのは、サイゴンに
入港する前、お前にぜひ見せておきたいフィルムがあるんだ。今うつすから、まあそこで....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
次の一枚の電文には、その事件がくわしくしるされていた。 それによると、横浜港に
入港していた英国巡洋艦ピラミッド号の一水兵が、横須賀軍港近くの小高い丘で、桜井元....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
セイドに着き、いよいよ熱帯圏に入ると、気候の激変から病が俄に革まって、コロンボへ
入港したころは最早|頼少なになって来た。 電報は櫛の歯を引く如く東京に発せられ....
「西航日録」より 著者:井上円了
近く懸かり、港内の灯光上下点々、あたかも蛍火を見るがごとき観あり。今夕、福島将軍
入港の報あれども、帰船後にして相会するを得ず。二十九日暁天解纜、西南に向かいて進....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
寒し。 四月二日(日曜)、快晴。ただし風寒きこと前日のごとし。午後一時、神戸に
入港す。大阪毎日新聞記者藤枝範氏来訪あり。楠公社内に県下の共進会ありというを聞き....
「私の履歴書」より 著者:井上貞治郎
ので、阪大に『大阪へ帰れば家がある』とうそをついたのが気になり出した。あす神戸へ
入港するという日、苦悩を重ねた末、やり切れなくなって私は阪大に事実を打ちあけ謝罪....