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「入監〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

入監の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
神社合祀に関する意見」より 著者:南方熊楠
いに怒り、一昨夏祭日に他大字民と市街戦を演じ、警吏等の力及ばず、ついに主魁九名の入監を見るに及び、所の者ことごとく合祀の余弊に懲《こ》り果てたり。わが邦人宗教信....
獄中記」より 著者:大杉栄
の根だのを食っていたのだそうだが、 「何だって食えないものはないよ、君。」 と入監以来どうしても剃刀を当てさせないで生えるがままに生えさせている粗髯を撫でなが....
続獄中記」より 著者:大杉栄
もあるが、どうも実際にそう感じたのだから仕方がない。巣鴨は僕が初めて既決囚として入監させられた、したがってもっとも印象の深い生活を送らせられた監獄だ。それに囚人....
獄中消息」より 著者:大杉栄
の時が来る。 先月の中旬に体重を量った。例のごとく大ぶ減っている。去年の五月の入監の時には十四貫五百五十目あったのが、九月にここへ移って来て十三貫六百目に下り....
現代忍術伝」より 著者:坂口安吾
った。平山ノブ子の潜入記も面白い。彼女もすでに巷談社員であった。 正宗菊松の潜入監禁手記に至っては、涙なくして読み得ないものだ。薄給の教師が妻子すらも養い得ず....
妾の半生涯」より 著者:福田英子
叙事の順序として、左《さ》に抜萃《ばっすい》することを許し給え。こは大阪未決監獄入監中に起草せるものなりき。妾はここに自白す、妾は今貴族豪商の驕傲《きょうごう》....