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「入貢〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

入貢の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
草枕」より 著者:夏目漱石
白き帆が小指の爪《つめ》ほどに見えるのみである。しかもその帆は全く動かない。往昔入貢《そのかみにゅうこう》の高麗船《こまぶね》が遠くから渡ってくるときには、あん....
十二支考」より 著者:南方熊楠
ばかり棲んで群を成さずすこぶる捕えがたい。『琅邪代酔篇』三八に、〈横州猿を捕えて入貢す、故に打ち捕るを事とするは皆南郷の人、旬日村老一人来り告ぐ、三百余人合囲し....
マレー俳優の死」より 著者:岡本綺堂
酋長によって支配せられ、シナの明朝に封ぜられて王となって、爾来引きつづいて燕京に入貢していたが、のちにシャムに併合せられた。それをまた、原住民の柔仏族の酋長が回....
国号の由来」より 著者:喜田貞吉
いたものであったが、中にも今の筑前博多地方にあった奴国の王は、後漢の光武帝の時に入貢してその冊封を受け、印綬を賜わったことが後漢書に見えている。しかるに天明年間....