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入賞
「入賞〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
入賞の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「海底大陸」より 著者:海野十三
、 「なァに、スズキなんかいくらつってみてもだめさ。いくらでもいるスズキなんか、
入賞するはずがないよ。それよりか、めずらしい魚をつった方が勝ちなんだ。おれを見ろ....
「マリア・バシュキルツェフの日記」より 著者:宮本百合子
この一八八四年の五月一日午後は、丁度彼女が男の名前で「出あい」を出品したサロンの
入賞と陳列の位置とがきまる前後で、マリアは、大変わくわくしている。四月三十日にサ....
「安吾人生案内」より 著者:坂口安吾
犬とデンスケの犬で連勝式一二着と相なったが、本命の魚屋と対抗の八百屋と、その他の
入賞候補の注意犬がみんなダシぬかれて負けてしまい、一番名もない駄犬が一二着。見物....
「あのころ」より 著者:上村松園
せて下さるほどでした。 私はそのとき煙草盆を写生して出したのですが、それが幸い
入賞して御褒美に硯をいただきました。 この硯はながらく私の側にあって、今でも私....
「作画について」より 著者:上村松園
寺崎廣業 水禽 川合玉堂 恩師鈴木松年先生が、自分の上席に
入賞した私のために、最大の祝詞を送って下さいましたことを、私は身内が熱くなるほど....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
の娘の絵に何か見処があったか、物数寄の人がその絵を買って下すったり、またその絵が
入賞したりしました。それから或る時はまた御前揮毫を致したこともあり、次第に人の注....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
私の門人となり成績良く卒業後独立し、再三帝展出品して皆入選す、その他種々の会にて
入賞を得、現在私の助手として本郷区神明町の自宅から通勤しています。 本多西雲君....
「画筆に生きる五十年」より 著者:上村松園
れるものではないと、そんな余裕も出てよくよく観察したものでした。 初の
入賞は十五歳の時 私の絵が展覧会に
入賞したのは、明治二十三年、十五歳の時でした....
「最初の出品画」より 著者:上村松園
の岩井蘭香という名声嘖々たる女流画家に伍して、十八歳の私が出品出来、しかもそれが
入賞したのであるから、母は涙を流さんばかりに喜んでくれたものであったが、これも想....