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入輿
「入輿〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
入輿の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「源氏物語」より 著者:紫式部
などは新例であった。天子でおいでになるのではないから入内の式とも違い、親王夫人の
入輿とも違ったものである。 三日の間は御|舅の院のほうからも、また主人の院から....
「九条武子」より 著者:長谷川時雨
武子さんがうけついでいるといわれているそうで、武子さんは暹羅《シャム》の皇太子に
入輿《にゅうよ》の儀が会議され――明治の初期に、日支親善のため、東本願寺の光瑩《....
「『七面鳥』と『忘れ褌』」より 著者:佐藤垢石
答えた。 家定の室は、島津斉彬の養女篤姫で、安政三年十一月十一日藩邸から本丸へ
入輿したのであるが、将軍のからだがこんな訳であるから、篤姫一生の心身は、お察しし....
「虹と感興」より 著者:上村松園
を出すまいと、私としてはかなり苦心してみました。 私はこの前、徳川喜久子姫の御
入輿に、今は高松宮家に納まっています一双の御屏風も、これに似た調子のものでして、....