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「全い〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
幸福の感覚」より 著者:宮本百合子
つかれ、吟味され、論議されていることはまざまざとうけとれるが、さて幸福の愛らしく全い姿はどこにも描き出されていないことが多い。語る人々もいつの間にやら、幸福の二....
源氏物語」より 著者:紫式部
殿上役人などは残らずそのほうへ行った。源氏の盛んな権勢に助けられて、中宮は百官の全い尊敬を得ておいでになる形である。春の女王の好意で、仏前へ花が供せられるのであ....