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「全円〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

全円の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
黄金虫」より 著者:佐々木直次郎
げに額をぬぐうと、またふたたび鋤を取りはじめた。それまでに我々は直径四フィートの全円を掘ってしまっていたのだが、今度は少しその範囲を大きくし、さらに二フィートだ....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
見られます。それから即座に立ち直って、今度は頭の上へ持って来てブン廻して、見事に全円を描いてしまいました。 二十六 米友の自己陶酔の幕はそれ....
霊訓」より 著者:浅野和三郎
等の仕事を容易ならしめ、最良最上の成績を挙げんとならば、須らく交霊会には肉体が健全円満で、感覚が敏活で、其上心が受動的である理想的な一人物を連れ来れ。その時は予....
東西相触れて」より 著者:新渡戸稲造
していた。顔は両面あり手も四本、足も四本あり、両性を兼ねていた。そして各人間は完全円満なものであった。然るにその完全円満を誇った罰としてそのまま二にぶち割られて....