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全協
「全協〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
全協の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「舗道」より 著者:宮本百合子
の経営の中に強い、闘争的な左翼の組合のあることは知っていた。だが、柳から渡された
全協一般使用人組合のニュースは、ミサ子に、漠然と頭で考えていたのとはまるで違う感....
「小祝の一家」より 著者:宮本百合子
思い、 「どれ?」 立って行って新聞をのぞいた。三面の隅に、江東の職業紹介所で
全協の労働者が二人あげられたことが数行出ているのであった。 祖父ちゃんの新聞の....
「母親」より 著者:若杉鳥子
るように思って、そのことは、みを子の兄にも秘していた。すると、ある日の新聞は、『
全協の魔の手伸びる』とか、『赤い女事務員』とか、そういう標題の下に、彼女達の組織....
「組合旗を折る」より 著者:永崎貢
の強く踏みつける靴の下でダラ幹組合旗はへし折られ、蹂躙され、破れた。彼らは今こそ
全協の旗の下でストライキに起つた。 汚れた旗よ、失せろ! 俺達は新しい
全協の....
「ゴルフ・パンツははいていまい」より 著者:宮本百合子
K会社へ勤めてはいる。けれど、会社がひければ或る日は研究会へ出席し、或る日曜日は
全協の一般使用人組合の仕事を手伝わなければならなくなって来た。 それだのに、彼....
「大衆闘争についてのノート」より 著者:宮本百合子
闘争、全農全会の拡大。漁民の組織化のために。 革命的大衆団体は神奈川地方団協、
全協地区委員会は湘南小地区のモップル、××組合、××××は協同して実況調査。第一....
「独房」より 著者:小林多喜二
でさせているカタ、コトという物音が、沁みるような深さで感ぜられる。隣りの同志は「
全協」だろうか、P(無新)の人だろうか、Y(無産青年)だろうか、それとも党員だろ....
「『唯研ニュース』」より 著者:戸坂潤
があったことだけは報告してもさしつかえない。 河岸をかえてビールを飲みながら、
全協で働いていて「ナカ」で親鸞に転向した某氏と無神論論争をやっていたので、宿舎の....