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「全曲〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
全曲の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「梅津只円翁伝」より 著者:杉山萠円
いた。(佐藤文次郎氏談) ◇ だんだん上達して来ると本番(
全曲)を習う。 筆者は三歳ぐらいから祖父に仕込まれていて、翁の処へ入門した時は....
「能とは何か」より 著者:夢野久作
型を理解し得ないものは、その型は舞えない事になっており、その一節、その一クサリと
全曲との関係を味い得ないものには、その曲は謡えず囃せない事になっている(最も厳正....
「幾度目かの最期」より 著者:久坂葉子
なかったのです。針のおき具合がわるかったのでしょう。もう私は、気がいらいらして、
全曲終る迄、殆どきいてませんでした。不愉快な曲だとさえ思った位です。ブラームスが....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
の点こわいように生粋でしょう。高まり高まって、もうテーマの発展の限りの刹那、彼は
全曲のふるえるばかりなフィナーレの第一の音を響かせます。そして、大きいテーマが自....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
くなく度数の方で加減いたしましょう。その方が便利でしょう? 私の愛好する二重唱の
全曲とすれば、これはほんのほんの序曲というところですね。 七月二十三日 〔巣鴨....
「道成寺(一幕劇)」より 著者:郡虎彦
、ことごとく蓬髪裸足にして僧衣|汚れ黒みたれど、醜汚の観を与うるに遠きを分とす。
全曲にわたり動白はすべて誇張を嫌う。 場面 奥の方一面谷の底より這い上....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
く》であって、クリストフの多少荒くれた気質がその中にほとばしっていた。しかしこの
全曲は、次の曲たるラルゲットのために書かれたものであった。そこでクリストフは、熱....
「二都物語」より 著者:佐々木直次郎
から成る。第一巻は、一七七五年の秋から冬へかけての数日間のことを取扱い、この物語
全曲に対する短い静かな序曲に過ぎない。第二巻は、一七八〇年の三月からフランス革命....