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全海
「全海〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
全海の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ことの真実」より 著者:宮本百合子
・一〇に発表)をよんでもわかるとおり、「ミッドウェイ洋上、五分間の手遅れが太平洋
全海戦の運命を決した※」と五分早かったらという調子で、海戦の状況がこまかく専門的....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
速力で陽が昇るものだから、うしろに、まだ闇黒の固形が山のように聳えているうちに、
全海面が火山口のように燃えて、雲は紫に色どられ、椰子に囲まれたコロンボの町が私の....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
している音、みんなやっぱり一種の感情です。 さて、この第一次進駐のために全国、
全海域百トン以上の船の航行制限が出て居りますので、青森までの切符は列に立てば手に....
「決闘」より 著者:神西清
、ヴィントや麦酒のことはさっき言ったとおりだ。もう二年もすれば、彼はコーカサスの
全海岸を征服し尽すに違いない。君も知ってのとおり、民衆殊にその中間階級なるものは....
「昭和遊撃隊」より 著者:平田晋策
わが軍令部総長の頭はいいではないか。実に総長上杉大将の考えは『神謀鬼略』である。
全海軍の士官や水兵が、「上杉さんは世界一の名将だ。」とあがめるはずだ。 ....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
ンガム卿は、急拠グレエヴセンドに、ゴバム卿はドオバアに、それぞれ赴いた。ラレイは
全海岸に軍備を敷く任務を与えられた。エセックスは、敵襲をどこに受けようともただち....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
半海里ほどあとから東進していた。 「おお」 尊氏は、その中の一船楼から、たえず
全海域と、陸地をながめ廻していた。 「よしっ。天候もわれに幸いしている!」 と....