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全科
「全科〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
全科の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「自叙伝」より 著者:大杉栄
てから、仏人教師のジャクレエの心配で、卒業の時には本科卒業として出すという約束で
全科目選集の選科生として、二年へ進級したが、その二年ももとより大したことではなか....
「ラ氏の笛」より 著者:松永延造
向って、限りない慰めの源を提供するのである。 時は大正×年、秋の初め、場所はB
全科病院の長い廊下であった。当時の私は副院長の下に働く臨時雇いの助手であり、面前....
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
十三年である。保は四月に第二等に進み、七月に破格を以て第一等に進み、遂に十二月に
全科の業を終えた。下等の同学生には渡辺修、平賀敏があり、また同じ青森県人に芹川得....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
ていっても、ちょっと歯がたたないように思われる。なるほど、大英帝国が莫大な費用と
全科学力とをかたむけて造っただけの大飛行島である。 難攻不落の浮城だ。 「これ....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
ることを発見し、真の発見者となった。と。そして「燃焼的形態において逆立ちしていた
全科学をばここにはじめて直立せしめた」と。経済関係の基本的な点にふれて云われるが....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
語学) 右の諸学を、一年を限りまたは数年にまたがりて履修する課程に候。しかして
全科を修了するに三年間を要するのみに候。 そのほか教育学、心理学、倫理学は別に....
「革命の研究」より 著者:大杉栄
自然科学の非常な目ざめは、思想にも前例のない大胆さを与えた。きのうできたばかりの
全科学が、われわれの父祖の夢にも思うことのできなかった広大な地平線を、われわれの....
「フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
のだよ。局部的なんだからね。利くには利くんだが、何かの反応が外へ禍する。いわゆる
全科的じゃないんだね。だから僕は草根木皮主義だ。漢法の方が東洋人には適しているよ....