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「全訳〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
全訳の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「読書法」より 著者:戸坂潤
いうのだ。最近彼の選訳になるレミ・ド・グルモンの『哲学的散歩』(春秋社)が出た。
全訳ではなくて彼の手に負えるもので、重大性を有ったもので面白いものだけを選んだの....
「ニイチェに就いての雑感」より 著者:萩原朔太郎
のくせニイチェの名前だけは、日本の文壇に早くから紹介されて居た。生田長江氏がその
全訳を出す以前にも、既に高山樗牛、登張竹風等の諸氏によつて、早く既に明治時代から....
「黄金虫」より 著者:佐々木直次郎
るものだと思いたまえ。いまではもう、この羊皮紙に書いてある記号を、解いたとおりに
全訳したものを、君に示すことが残っているだけだ。それはこうだよ。 ‘A goo....
「矛盾の一形態としての諸文化組織」より 著者:宮本百合子
は美術展覧会の裸体画を撤回させ「モリエールの作品が孝行の本義に背くと云って、その
全訳を発禁に処した。そして更に時の首相陶庵公が序文を附したゾラの一訳書が、西園寺....
「経済学及び課税の諸原理」より 著者:吉田秀夫
es of Political Economy and Taxation." の
全訳である。
リカアドウはユダヤ系の英国人である。彼は、一七七三年、富裕な株式....
「茶の本」より 著者:村岡博
……』その抄訳《しょうやく》さえも天心全集に収められなかったものを、私ごとき者が
全訳を企てたのは全く叛逆《はんぎゃく》である。しかし、日本人でありながらことに英....
「フランケンシュタイン」より 著者:宍戸儀一
、その名のわりあいにあまり読まれておらず、訳されてもいないらしい。すくなくとも、
全訳としてはこの拙訳が最初ではないかとおもう。 一九五三年六月二十五日 訳者....
「三国志」より 著者:吉川英治
る一般的な通念のようでもある。 で、この迂著三国志は、桃園の義盟以来、ほとんど
全訳的に書いてきたが、私はその終局のみは原著にかかわらず、ここで打ち切っておきた....
「読書と著書」より 著者:矢内原忠雄
古典の翻訳は、古典そのものに次いで重要である。その翻訳は良訳でなければならぬ。又
全訳でなければならぬ。悪しき翻訳は悪しき著述以上に有害であり、又部分訳は古典の精....