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「全道〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

全道の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
白菊」より 著者:夢野久作
。全北海道の住民が、そうした脱獄囚の姿に毎夜毎夜どれほど魘されて来たか、そうして全道の警察の神経と血管が、連日連夜、どれ程の努力に疲れ果てて来たことか……。 ....
道徳の観念」より 著者:戸坂潤
の区別を、抽象して強調誇張する処から発生する。道徳価値の対立は道徳領域の内容たる全道徳現象の単なる比例関係から発生するのだ。 善価値(悪という反価値の対立物と....
石狩川」より 著者:本庄陸男
変ヲ生ゼザラシメ、シカル後手ヲ下シ、功ヲ他日ニ収メン」とするものであり、「石狩ハ全道ノ中央ニアリ、四方ヲ控制スルニ便ナルヲ以テ、鎮府ヲココニ建テ、分散|紛擾《ふ....
虫喰い算大会」より 著者:海野十三
だ遺憾であります。 おお、ここは第二十会場であります。この会場をパスされれば、全道程の三分の二を通過され、ゴルファなら、これからいよいよシングルへ進むわけです....
飢餓地帯を歩く」より 著者:下村千秋
岩手県下に三万余人、青森県下に十五万人、秋田県下に一万五千人、そうして北海道全道には二十五万人、総計四十五万人近くの百姓達は、この冬の氷と雪に鎖されながら、....
不在地主」より 著者:小林多喜二
又うまくしてあるところだって。 んだんだ。今度でそれがよッく分った。――今年は全道みんな不作だ。何処でも小作争議が起りそうだんだ。――それで何処かで、皮切りで....
望郷」より 著者:服部之総
をマフラー姿で歩いた最初の人間が、私ということになった。だが初雪は、二十五日の夜全道にふった。 歯舞《はぼまい》諸島のユリ島付近でB29がソ連戦闘機に撃墜され....
学問ある蛙の話」より 著者:知里真志保
詞であって「後へ戻る」という意味である。この語が形容詞として川の名を構成し、殆ど全道に亘って分布している。今ちょっと手許にある永田方正の『北海道蝦夷語地名解』(....