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「全隊〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

全隊の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
rid”というところだ。俺は、そこへゆくとすぐ上官に献策をした。先占をしなさい、全隊が銃を捨てて探検隊となり、『蕨の切り株』に踏みいって、パラグァイ旗を立てれば....
田原坂合戦」より 著者:菊池寛
伍長が身を以って防ぎ、摺沢少尉も返し合せて、身には数弾を受けながら乃木を救った。全隊辛うじて木葉川を渉って、川床で始めて隊伍を整える事が出来た。乃木は、さんざん....
李陵」より 著者:中島敦
れた。親衛隊の二騎が馬から下りもせず、左右からさっと単于を掬《すく》い上げると、全隊がたちまちこれを中に囲んですばやく退いて行った。乱闘数刻ののちようやく執拗《....
三十年後の世界」より 著者:海野十三
できた。これだけあれば火星を訪問して、地球へ戻るには十分すぎる。マルモ隊長はじめ全隊員は、どのくらい心丈夫になったかしれない。 「おや、来たらしいぞ。あの地ひび....
未来の地下戦車長」より 著者:海野十三
しまった。少佐は、それをみて、大きくうなずき、 「ああ、あれは危険信号だ。おい、全隊、土を崩して、地下戦車を急ぎ掘り出せ!」 珍らしい号令が出た。 待機して....
怪塔王」より 著者:海野十三
怪塔のあるところを早くみつけねばなりません。塩田大尉は水戸の上空にかかったとき、全隊にそれぞれ偵察コースを知らせ、これからばらばらにちらばって、地上にかくれてい....
大宇宙遠征隊」より 著者:海野十三
その後十年して、地球へ戻ってくる計算であった。なぜ帰りに十年もかかるかというと、全隊がムビウムを採取したのち、一つに集合するまでにもかなりの月日がかかるであろう....
浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
。すぐ下甲板へおいでを願います」 「なに、怪漢がまぎれこんだと。よし、すぐ行く。全隊、駈足!」 スミス中尉は、怪漢暴行中との知らせをうけ、さてこそ大事件発生だ....
踊る地平線」より 著者:谷譲次
ところがあるってんで、嬉しがって帰りやがった。』 じっさい、ことごとく満足した全隊員は、解散|真ぎわに例の饒舌家が五十|法のチップをはずんだのを皮切りにみんな....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
道線に沿っていて、何しろ前が本街道ですから、パンパチパチが迫って、あの街道を日夜全隊進め、伏せなんかとなったらもうもちません、そういう地点に、女子供だけ目だつ別....
ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
が応戦をしないので、彼はさらに攻撃を重ねた。すると他の者らもついて来た。それから全隊が進んで来た。ある者らは、美しい場所に汚物を残して面白がる若い犬のように、単....
人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
に彼らは財宝を求めて単独で国境を越え、時には有能な酋長の指揮下に隊をなして集り、全隊商を掠奪する。多数のキルギス人は、この掠奪を行うに当って、殺されるかまたは奴....
天狗外伝 斬られの仙太」より 著者:三好十郎
たい。今、貴公の言ったことは、水戸全藩とは敢えて言わぬが、筑波の藤田氏田丸氏以下全隊士の意見か? つまり筑波党を代表されての御考えか? それとも貴公一個の? 井....
エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
の急場でウマがまに合うはずはなく、彼らはみんな徒歩で行進しなければならなかった。全隊の先頭にはサア・クリストファ・ブラウントの背の高い姿が、大股で歩いていた。「....
斬られの仙太」より 著者:三好十郎
い。いま、貴公のいったことは、水戸全藩とは敢えていわぬが、筑波の藤田氏田丸氏以下全隊士の意見か? つまり筑波党を代表されてのお考えか? それとも貴公一個の? 井....