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八つ橋
「八つ橋〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
八つ橋の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「六日月」より 著者:岩本素白
渡って華やかな祇園の通りは、暢ん気に歩いて居れば何時通っても楽しいところである。
八つ橋、豆板、京洛飴、或はかまとした角の茶亭の白けた灯を右に見て、高台寺の方へ歩....
「東海道五十三次」より 著者:岡本かの子
出発し岡崎で藤吉郎の矢矧《やはぎ》の橋を見物し、池鯉鮒《ちりう》の町はずれに在る
八つ橋の古趾を探ねようというのであった。大根の花も莢《さや》になっている時分であ....
「満韓ところどころ」より 著者:夏目漱石
》すものだろうと推察した。眼の下に橋が渡してある。厚くはあるが幅一尺足らずの板を
八つ橋に継《つ》いだものに過ぎない。水はただ砂を洗うほどに流れている。足の甲を濡....
「小説 円朝」より 著者:正岡容
切りをした。殺し場でチョンと後の黒幕が落ちると、紫と白美しき花菖蒲が、そこかしこ
八つ橋を挟んで咲きみだれていた。 その菖蒲模様を背景に禅《ぜん》の勤《つと》め....