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「八丁味噌〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

八丁味噌の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
は相当の店がまえで、店には三人の若い者と二人の小僧が何か忙がしそうに働いていた。八丁味噌の古い看板なども見えた。帳場には四十四五の女房が坐っていた。それが伊太郎....
丹下左膳」より 著者:林不忘
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食指談」より 著者:佐藤垢石
して膳に向かわせ、飯の高盛り十五杯と汁五杯を勧める。米は肥後の上白、味噌は岡崎の八丁味噌、出しは北国の昆布、椀は一合五勺はたっぷり入る大ものだが、選手として自ら....
たぬき汁」より 著者:佐藤垢石
臭みがついている上に、肉が甚だ硬かった。最後に膳の上にのったのが、味噌汁である。八丁味噌に充分調味を加え、狸肉を賽の目に切って泳がせたのであった。 これは結構....
食道楽」より 著者:村井弦斎
《なみ》の落し味噌のように、鰹節《かつぶし》の出しを沢山取って、それへ三州岡崎の八丁味噌を落して実《み》には牛の赤肉と米利堅粉と玉子の白身をよく叩き交ぜてお団子....
駄パンその他」より 著者:古川緑波
なものである。特に、しじみの味噌汁は、三州味噌に限るのではなかろうか。 岡崎の八丁味噌も、僕は好きだ。 ココアのように、濃い奴、そして身は、里いも(名古屋辺....
八の字づくし」より 著者:古川緑波
くべし。 だから、戦後は、名古屋行きは、苦にならない。 まず、宿へ着いたら、八丁味噌の汁を、ふんだんに、と、たのむ。それも、身は、他のものでは、いけない。里....