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「八万奈落〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

八万奈落の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
玉藻の前」より 著者:岡本綺堂
関白殿の屋形から遠ざけ、さてその上で悪魔調伏の秘法を行ない、とこしえに禍いの種を八万奈落の底に封じ籠めてしまわねばならぬ。その折柄《おりから》にお身がうかうかと....
あやかしの鼓」より 著者:夢野久作
であろう。無間《むげん》地獄の底に堕ちながら死のうとして死に得ぬ魂魄のなげき……八万奈落の涯をさまよいつつ浮ぼうとして浮び得ぬ幽鬼の声……これが恋に破れたものの....
小坂部姫」より 著者:岡本綺堂
、帝釈の矢軍に射すくめられて、阿修羅の眷属はことごとく亡び尽した。しかもその魂は八万奈落の底に沈んで、ひそかに末法の代の来たるを待っているうちに、まず唐土の世が....