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「八咫〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

八咫の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
桃太郎」より 著者:芥川竜之介
一万年に一度結んだ実は一千年の間は地へ落ちない。しかしある寂しい朝、運命は一羽の八咫鴉《やたがらす》になり、さっとその枝へおろして来た。と思うともう赤みのさした....
路上」より 著者:芥川竜之介
春先の東京に珍しくない、埃風《ほこりかぜ》の吹く午後だった。俊助は大学から銀座の八咫屋《やたや》へ額縁の註文に廻った帰りで、尾張町《おわりちょう》の角から電車へ....
古事記物語」より 著者:鈴木三重吉
目次 女神の死 天の岩屋 八俣の大蛇 むかでの室、へびの室 きじのお使い 笠沙のお宮 満潮の玉、干潮の玉八咫烏 赤い盾、黒い盾 おしの皇子 白い鳥 朝鮮征伐 赤い玉 宇治の渡し 難波の....
十二支考」より 著者:南方熊楠
に、わが眼睛|耀《てり》射《い》て、君輩当りがたしと答え、国史に猿田彦大神、眼|八咫鏡《やたのかがみ》のごとくにして、赤酸漿《あかかがち》ほど※《かがや》く、八....
十二支考」より 著者:南方熊楠
背長さ七尺余(まさに七|尋《ひろ》と言うべし)、かつ口尻|明耀《めいよう》、眼|八咫《やた》の鏡のごとくにして※然、赤酸醤に似たりとありて、全く老雄猴の形容だ。....
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
の時、天のヤチマタという辻に立っていたのが猿田彦。身の丈七尺、鼻が七寸、目の玉が八咫鏡の如く、口尻が輝くというのは何のことだか分らないが、赤ホオズキの如し、何が....
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
た。しかし、どうせ花を見ない私である。久米ノ仙人の末流さ。 神武天皇が熊野から八咫の烏の先導で吉野にかかったとき、尾のある人間が井戸の中から出てきて、その井戸....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
えば マナサルワ湖の絶景に見惚れて記念のため歌を詠みました。 東なる八咫の鏡を雪山の阿耨達池に見るは嬉しも ヒマラヤのチーセの峰の清きかな阿耨達池に....
古事記」より 著者:武田祐吉
建御雷の神 邇々藝の命 神教 天の神の教 雉子 事代主の神 熊野の高倉下八咫烏 弊羅坂の少女 神功皇后 神の出現 少名※古那の神 一言主の神 神の祟り....
古事記」より 著者:太安万侶
の神の御子よ、これより奧にはおはいりなさいますな。惡い神が澤山おります。今天から八咫烏《やたがらす》をよこしましよう。その八咫烏が導きするでしようから、その後よ....
神代史の研究法」より 著者:津田左右吉
という。あるいは黄泉国という名が出ると、それは出雲国のことだと説く。あるいはまた八咫烏が皇軍の道しるべをしたとあると、その八咫烏は人の名であると解釈する。伊弉諾....