八幡太郎義家[語句情報] » 八幡太郎義家

「八幡太郎義家〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

八幡太郎義家の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
花吹雪」より 著者:太宰治
一 花吹雪という言葉と同時に、思い出すのは勿来の関である。花吹雪を浴びて駒を進める八幡太郎義家の姿は、日本武士道の象徴かも知れない。けれども、この度の私の物語の主....
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
さい子供の見るもの、それより進んでは軍物語《いくさものがたり》であった。それには八幡太郎義家や義経や義仲などの一代記があった。こういう本は子供のある家にはどこに....
八幡太郎」より 著者:楠山正雄
を見ると、間もなく八幡太郎が生まれました。七つの年に石清水八幡のお宮で元服して、八幡太郎義家と名のりました。 義家は子供の時から弓がうまくって、もう十二、三と....
鎮西八郎」より 著者:楠山正雄
八幡太郎義家から三|代めの源氏の大将を六条判官為義といいました。為義はたいそうな....
安吾武者修業」より 著者:坂口安吾
術の巻」と称するものであった。 およそ念流の剣法とは何の関係もないものである。八幡太郎義家時代の兵法とすらも関係はなかろう。もっともっと古いものだ。なぜなら、....
剣侠」より 著者:国枝史郎
に、朝廷に背いて不逞を逞ましゅうした、それを征したのが源|頼義、そうしてその子の八幡太郎義家――さてこの二人だが奥州征めの往来に、武蔵の国にとどまった。今日の国....
私本太平記」より 著者:吉川英治
関係は、ただ隣国だけのよしみではない。血においても親類といえる。事は古すぎるが、八幡太郎義家から祖を同じゅうしてきた同根の家すじなのだ。この地方での領土の開発や....
春雪の出羽路の三日」より 著者:喜田貞吉
拝見して、再び雪車に送られて、後三年駅に向った。 金沢柵址の八幡神社は、伝えて八幡太郎義家が、羽州鎮護のために石清水から分霊奉祀したものだという。慶長九年、佐....
日本の伝説」より 著者:柳田国男
れも左の目が潰れている。片目清水の名はそれから出たといいます。 鎌倉権五郎は、八幡太郎義家の家来です。十六の年に奥州の軍に出て、敵の征矢に片方の眼を射られなが....