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八方破れ
「八方破れ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
八方破れの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「旅愁」より 著者:横光利一
は絡みそうな気配を久慈から感じたと見え、
「ふん、どこからでも来い。」と云う風な
八方破れの構えで先に立ち、奥まった空席を見つけてどさりと坐った。
「罷業がだんだ....
「南国太平記」より 著者:直木三十五
、云った。南玉が
「心とは、これ、十方を通貫して、無色、無声。剣道で申さば、所謂
八方破れの構え。技を超越して、敵の動きにより千変万化――確か、そうでござんしたね....
「随筆 私本太平記」より 著者:吉川英治
った。一時にどっとみそかの勘定書を持って来られたようなハメになり、ままよと自分も
八方破れを取ッて、マスコミのどんな求めにでも応じてしまった。ひとつには、このたび....