八洲[語句情報] » 八洲

「八洲〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

八洲の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
夜明け前」より 著者:島崎藤村
ずかに左の一編の長歌に寄せた。 八隅ししわが大君、かむながらおもほし召して、大八洲国の八十国、よりによりに観て巡らし、いちじろき神の社に、幣まつりをろがみまし....
社会時評」より 著者:戸坂潤
らぬものとなろう。それとも八つということに何か神話的な意味でもあるのだろうか。大八洲《おおやしま》とか「八マタノオロチ」とかとでも関係があるのだろうか。 察す....
日本天変地異記」より 著者:田中貢太郎
子に生む。(略)次に越洲を生む。次に大洲を生む。次に吉備子洲を生む。是に由りて大八洲国と曰ふ名は起れり。即ち対馬島、壱岐島及び処処の小島は皆潮沫の凝りて成れるな....
源氏物語」より 著者:紫式部
つけたものもあった。 いかずちの神でさえ恋人の中を裂くものではないと言います。八洲《やしま》もる国つ御神《みかみ》もこころあらば飽かぬ別れの中をことわれ ど....
雑記(Ⅰ)」より 著者:寺田寅彦
ングの歓喜の表現だと思って見ると、そう思えない事はない。 私は遠い神代のわが大八洲の国々の山や森が、こういう神秘的なビーイングによって棲まわれていたと想像して....
天狗外伝 斬られの仙太」より 著者:三好十郎
! 天地正大気。粋然鍾神州、エイッ! 秀為富士嶽。巍々聳千秋。注為大瀛水。洋々環八洲。発為万朶桜。衆芳難与儔。凝為百錬鉄。鋭利可断※。蓋臣皆熊羆。武夫尽好仇。神....
二十歳のエチュード」より 著者:原口統三
きよう、と。 うらぶれ、痛めつけられた霊魂は、もう一度、瑞穂《みずほ》の国、大八洲にすわりこむか、その黄色い皮膚を漂白するか、それとも、惰性の波に消えるか。結....
国号の由来」より 著者:喜田貞吉
いニッポンに従うべきものであると思考せられる。 ヤマト或いは日本の外に、古く大八洲国、豊葦原瑞穂国、葦原中国、玉墻内国、細戈千足国、磯輸上秀真国、或いは虚見倭....