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「八百〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

八百の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
河童」より 著者:芥川竜之介
じように起こっているのです。実際またゲエルの話によれば、この国では平均一か月に七八百種の機械が新案され、なんでもずんずん人手を待たずに大量生産が行なわれるそうで....
二人小町」より 著者:芥川竜之介
と助かった! これも日頃信心する神や仏のお計《はか》らいであろう。(手を合せる)八百万《やおよろず》の神々、十方《じっぽう》の諸菩薩《しょぼさつ》、どうかこの嘘....
」より 著者:芥川竜之介
があったと書いてある。この曲玉は馬琴《ばきん》が、八犬伝《はっけんでん》の中で、八百比丘尼妙椿《やおびくにみょうちん》を出すのに借用した。が、垂仁朝《すいにんち....
」より 著者:芥川竜之介
を曲ったと見えて、路幅の狭い町を歩いている。そうしてその町の右側に、一軒の小さな八百屋《やおや》があって、明《あかる》く瓦斯《ガス》の燃えた下に、大根、人参《に....
婦系図」より 著者:泉鏡花
いたから手明きの挽子どもを在りったけ呼で来た。薄暗い台所を覗く奴あ、音羽から来る八百屋だって。こっちへ上れ。豆腐イもお馴染だろう。彼奴背負引け。やあ、酒屋の小僧....
海神別荘」より 著者:泉鏡花
を掛く)たいそう気の利いた書物ですね。 博士 これは、仏国の大帝|奈翁が、西暦千八百八年、西班牙遠征の途に上りました時、かねて世界有数の読書家。必要によって当時....
歌行灯」より 著者:泉鏡花
けれどな、無理酒おしいなえ。沢山、あの、心配する方があるのですやろ。」 「お方、八百屋の勘定は。」 と亭主|瞬きして頤を出す。女房は面白半分、見返りもしないで....
唄立山心中一曲」より 著者:泉鏡花
よう、お尋ねを蒙りました竜三郎、私であります。) (申しおくれました、私は村上|八百次郎と申すものです。はじめてお目にかかります……唯今、名刺を。) (いや。)....
開扉一妖帖」より 著者:泉鏡花
って、新に、「仙牡丹」という白粉を製し、これが大当りに当った、祝と披露を、枕橋の八百松で催した事がある。 裾を曳いて帳場に起居の女房の、婀娜にたおやかなのがそ....
霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
ございますまい。私達とて矢張り御神前に静座して、心に天照大御神様の御名を唱え、又八百万の神々にお願いして、できる丈きたない考えを払いのける事に精神を打ち込むので....
霊訓」より 著者:浅野和三郎
信じて居た。無論これ等が皆迷信であることは言うまでもない。イエスの死後、すでに千八百年以上に及べど、今|以てイエスは地上に再臨しない。よほど活眼を以てバイブルに....
寡婦」より 著者:秋田滋
にとり囲まれて、その犬小舎で首を吊って死んでいたのです。 その息子さんも、一千八百四十一年になさった旅の途次、オペラ座の歌姫にだまされたあげく、巴里の客舎で、....
浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
決算委員会に現れた報告書によれば、昨年度官庁においてむだに使われた金が三十億五千八百万円といわれておる。この数字は、会計検査院の限られたる人手で調査されたもので....
まあまあ居士の弁」より 著者:浅沼稲次郎
。そればかりでなく、私は此処で協同組合の組合長をしている。協同組合で風呂、魚屋、八百屋を経営して居るからいわば魚屋のオヤジであり、八百屋のオヤジであり、風呂屋の....
私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
て初めての大試練であった。この日私は群馬県大間々町で麻生久、松岡駒吉氏らとともに八百名の聴衆を前に社会問題演説会を行っている。会場がゆれる、聴衆がざわめく、初め....