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八笑人
「八笑人〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
八笑人の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
でも山の手で立派に営業しています。むかしの縁で、わたくしも時々遊びに行きますよ。
八笑人でもお馴染みの通り、江戸時代には素人のお座敷狂言や茶番がはやりまして、それ....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
の積りでお聴きください。 あなた方は無論御承知でしょうが、江戸時代の滑稽本に『
八笑人』『和合人』『七偏人』などというのがあります。そのなかの『和合人』……滝亭....
「仮装人物」より 著者:徳田秋声
を飲んだりした。ある夜は寄席へ入って、油紙に火がついたように、べらべら喋る円蔵の
八笑人や浮世床を聴いたものだった。そうしているうちに、彼は酷い胃のアトニイに罹っ....
「大衆文芸作法」より 著者:直木三十五
、稲生《いのう》武太夫、鍋島猫騒動) 九、教訓物(塩原太助の類) 十、戯作(
八笑人の類) 此等、江戸時代の通俗小説類を一貫して見るのに、勿論当時の幕府の封....
「僕の昔」より 著者:夏目漱石
のんきな兄らの中に育ったのだ。また従兄《いとこ》にも通人がいた。全体にソワソワと
八笑人か七変人のより合いの宅《いえ》みたよに、一日|芝居《しばい》の仮声《かせい....
「随筆 寄席風俗」より 著者:正岡容
んきつ》の、あの狐憑きの気ちがい花のように狂喜|哄笑《こうしょう》するところ。「
八笑人」のなかのひとりがぬけだしたかと思われる鯉《り》かんが鶯茶の羽織。―― ....
「寄席行灯」より 著者:正岡容
いくたり、あれだけの飄逸があろう? この日は昼席の有名会で、我が圓蔵はたしか「
八笑人」をやった。 喋っているうち、だんだん秋の曇り日が暗くなりだして(その頃....