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八講
「八講〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
八講の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「般若心経講義」より 著者:高神覚昇
剣に、正しく、明るく、後悔のないように、今日の一日を歩いてゆきたいものです。 第
八講 執著なきこころ 無。 以。 ミルザの幻影 英国の文豪アジソンの書いた『ミ....
「連環記」より 著者:幸田露伴
たためもあり、老若男女、皆此噂を仕合った。で、寂照が願文を作って、母の為めに法華
八講を山崎の宝寺に修し、愈々本朝を辞せんとした時は、法輪|壮んに転じて、情界|大....
「源氏物語」より 著者:紫式部
中宮は院の御一周忌をお営みになったのに続いてまたあとに法華経《ほけきょう》の
八講を催されるはずでいろいろと準備をしておいでになった。十一月の初めの御命日に雪....
「源氏物語」より 著者:紫式部
《えん》な御様子であった。 源氏は院の御為《おんため》に法華経《ほけきょう》の
八講を行なう準備をさせていた。 東宮にお目にかかると、ずっとお身大きくなってお....
「源氏物語」より 著者:紫式部
い》を早く弔いたいと仕度《したく》をしていた。そして十月に法華経《ほけきょう》の
八講が催されたのである。参列者の多く集まって来ることは昔のそうした場合のとおりで....
「源氏物語」より 著者:紫式部
なって、悲しく物思いばかりして暮らす女王だった。源氏のほうでは故院のための盛んな
八講を催して、世間がそれに湧《わ》き立っていた。僧などは平凡な者を呼ばずに学問と....
「源氏物語」より 著者:紫式部
して善根をつもうと精進あそばされた。六条院も中宮のお志をお助けになって、法華経の
八講を近日行なわせられるそうである。....
「源氏物語」より 著者:紫式部
現在の母宮は仏勤めをばかりしておいでになって、月ごとの念仏、年に二度の法華の
八講、またそのほかのおりおりの仏事などを怠らずあそばすだけがお役目のようで、出入....
「源氏物語」より 著者:紫式部
うとするふうを少しも薫は見せていなかった。 蓮の花の盛りのころに中宮は法華経の
八講を行なわせられた。六条院のため、紫夫人のため、などと、故人になられた尊親のた....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
こに一|椿事がおこった。 九月六日のことである。 光厳上皇はその日、持明院の
八講会からのお還りの途中で、五条樋口の東ノ洞院にさしかかられた頃は、はや日も暮れ....
「日本の伝説」より 著者:柳田国男
足についていた。こういう水引地蔵の話も古くからありました。また筑後国の田舎では、
八講の米を作る田へ夜になると水を引く者がある。村の人が大勢出て見ると、若い法師が....