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「八足〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

八足の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
すを片手で面白そうに掴んだりするがごとし。わが邦の今も小児のみか大人まで蟹の両眼八足を抜いて二※《つめ》のみで行《ある》かせたり蠅の背中に仙人掌《サボテン》の刺....
旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
よりながら、家内の様子を見調べました。 と――、いぶかしや、そこに見えたのは、八足ばかりの雪駄です。子供のものならば商売柄不思議はないが、いずれも大人履《おと....
十二支考」より 著者:南方熊楠
に〈真臘国《カンボジア》に浮胡魚あり、その形※に似る、嘴|鸚※《おうむ》のごとく八足あり〉、また『類函』四四九に『紀聞集』を引いて天宝四載広州海潮に因って一蜈蚣....
ピムキン、でかした!」より 著者:宮本百合子
をくって、銀のサモワール三つ、絹地総体で三百五十ヤール。真新の防寒靴《ガローシ》八足も見つけられた噂があった。 イグナート・イグナートウッィチのところへモスク....
十二支考」より 著者:南方熊楠
ころという。蛇化の事若州に多し。筑前では飯蛸《いいだこ》の九足あるは蛇化という。八足の正中に一足あるをいうと記せるごとき、どうもわが邦にも交合に先だって一足が特....
十二支考」より 著者:南方熊楠
が産んだ卵を伏せ孵《かえ》して生じ、蛇形で翼と脚あり、鶏冠を戴《いただ》くとも、八足または十二足を具え、鈎《かぎ》ごとく曲った嘴《くちばし》ありとも、また単に白....