八部衆[語句情報] » 八部衆

「八部衆〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

八部衆の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大菩薩峠」より 著者:中里介山
ような形が、さまざまに変化するのを認めます。十二神将が十二神将にとどまらず、二十八部衆にまで変化するのを認めます。 槍を挙げて、あ、と言って散指《さんし》の形....
十二支考」より 著者:南方熊楠
つてアラブ馬が女人に接したまま身を清めぬ主人を拒んで載せぬを見たという)。仏教の八部衆天竜|夜叉《やしゃ》の次に、乾闥婆《カンダールヴァ》あり最末位に緊那羅《き....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
の力に充ち満ちていました。 いい形です。運慶の刻んだ神将だの、三十三間堂の二十八部衆のうちに、まさにこれに類する形がありまして、わが宇治山田の米友がこういうい....
十二支考」より 著者:南方熊楠
財宝を打ち出す槌とのみ心得らるるに及んだと見える。『仏像図彙』に見る通り観音二十八部衆の満善車王も槌を持ち、日本でも叡山の鼠禿倉の本地毘沙門《ほんじびしゃもん》....
美の日本的源泉」より 著者:高村光太郎
腕とによる悠揚せまらぬ写実の妙諦に徹底している。 又一方には興福寺の十大弟子や八部衆のような近親感の強い純写生に基く諸作もあり、写生の極まるところ行信僧都や、....
憑き物系統に関する民族的研究」より 著者:喜田貞吉
護法である。本来は仏法を守護するもので、所謂梵天・帝釈・四大天王・十二神将・二十八部衆などいう類みな護法善神である。その護法善神に使役せられて、仏法護持に努める....
古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
勒であるとしても、われわれの受ける印象は依然として観音である。 十大弟子、天竜八部衆、二組の四天王、帝釈・梵天、維摩、などを除いて、目ぼしいものはみな観音であ....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
らぬ。その方法が実に奇々怪々で抱腹絶倒せざるを得ないのです。 。だからこの八部衆の悪神と合戦をやってその悪神等を殺戮してその降霰を防禦しなくてはならないと....