八頭[語句情報] »
八頭
「八頭〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
八頭の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
ました。 「わからば、采女《うねめ》! そちが采配《さいはい》振って、火急に七、
八頭ほど、早馬の用意せい!」 不思議な命令です。早馬を
八頭近くも用意させて、い....
「新生」より 著者:島崎藤村
た砲車の列が丁度その町を通った。一砲車|毎《ごと》に弾薬の函《はこ》を載せた車が
八頭の馬に挽かれてその後から続いた。街路に立って見る市民の中には一語《ひとこと》....
「化け物の進化」より 著者:寺田寅彦
江戸の化け物とロンドンの化け物を比較してみればこの事はよくわかる。 前年だれか
八頭の大蛇とヒドラのお化けとを比較した人があった。近ごろにはインドのヴィシヌとギ....
「シベリヤに近く」より 著者:里村欣三
に這いあがった。そして彼等は手綱をさばいて、頭の上で長い革鞭をふりまわしながら、
八頭立ての馬にかわるがわる口笛とともに、革鞭の打撃を加えた。 隊列は整った。輜....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
使うては神妙不可思議、これまでこの男の槍先に斃《たお》されましたところの虎が三十
八頭、豹《ひょう》が二十五頭、そのほか猛獣毒蛇をこの一本の槍先で仕留めましたるこ....
「石ころ路」より 著者:田畑修一郎
た。もうどこを見てもいっぱいの若葉だった。僕のいるところは原地農場という、牛を七
八頭飼っていて、バタをつくっている。家の前面は広い耕地だ。耕地全体をとりまくよう....
「ガリバー旅行記」より 著者:スウィフトジョナサン
皇帝は、すぐ山林官に命じられたので、翌朝、六人の樵夫が六台の荷車を、それ/″\、
八頭の馬に引かせてやって来ました。 私は九本の棒を取って、二フィート半の正方形....
「関牧塲創業記事」より 著者:関寛
。直に※別に来る。 同年十月、藤森彌吾吉に左の牛馬を追わせて愛冠に至らしむ。 牛
八頭 馬廿一頭。 明治三十五年三月十七日、片山八重藏夫婦|樽川を発し、北宝号、耕....
「かえるの王様」より 著者:楠山正雄
おさえていたのです。たいせつな王さまが、もとの姿にかえったので、きょうさっそく、
八頭だての馬車が、おむかえにきたのです。忠義もののハインリヒは、おふたりを馬車の....
「言葉の不思議」より 著者:寺田寅彦
ことだとすると、これは梵語の siras(頭)、sirsham(頭)に似ている。
八頭の大蛇を「ヤマタノオロチ」という。この「マタ」が頭を意味するとすると、これは....
「心霊殺人事件」より 著者:坂口安吾
も、つけたのも、事件発覚後電話をかけに部屋をでた唯一の人物も糸子であった。糸子は
八頭身ぐらいの立派な身体で、相当に腕力もありそうだから、ツカも通れと短剣を刺しこ....
「一商人として 」より 著者:相馬愛蔵
シュ・バタ、牛乳九斗(十三頭の乳牛を要す)、三十五貫(五十羽)の鶏肉、三十八貫(
八頭ぐらい)の豚肉と若干の牛肉、魚貝、野菜等の原料を用いる。この他に店員二百七十....
「海豚と河豚」より 著者:佐藤垢石
っちになった雄鯨は、ほかにも雌から嫌われた雄があるとみえて、大きな雄ばかりが七、
八頭群れをなし、雌をまじえず仲よく泳いでいることがある。 四 夕飯の....
「曲馬団の「トッテンカン」」より 著者:下村千秋
大動物園でござります。象、ライオン、虎をはじめ、動物の数が九十八種、曲芸の馬が十
八頭、曲芸師が三十と六人、劇とダンスの少年少女が二十と八人、それに加えて世界的|....
「グーセフ」より 著者:神西清
の糞と乾草の匂いがする。舷側には、牛が首を垂れて立っている。一つ、二つ、三つ……
八頭いる。小馬も一匹いる。グーセフは撫でてやろうと手を伸ばす。だが小馬は首を振り....