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公侯
「公侯〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
公侯の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「古典風」より 著者:太宰治
は、それや無理な。出来ませぬて。 ○私を葬り去る事の易《やす》き哉《かな》。 ○
公侯伯子男。公、侯、伯、子、男。 ○銭湯よろし。 ○美濃十郎。美濃十郎。美濃十郎....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
好きの法王たちはミラン、フェララ、ネープルス等、また特にフロレンスの事業好きな諸
公侯と競争して芸術と科学の保護奨励に勉めていた。シキスツス第五世は壮麗なヴァチカ....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
中将軍とか、侍郎常侍とか彫刻してある。それらの護衛から想像すると、定めて由緒ある
公侯の塚であるらしく思われた。 さらに正面の棺を破ってみると、棺中の人は髪がす....
「近時政論考」より 著者:陸羯南
国人民にして宗教のためその国に叛きあえて隣国のスペインに合同するあり。ゲルマンの
公侯にしてその国皇に叛き救援をその同宗教国の人民に請うあり。宗教上の統一、むしろ....
「運命」より 著者:幸田露伴
、少き者は三千人、多き者は一万九千人に至り、冕服車旗邸第は、天子に下ること一等、
公侯大臣も伏して而して拝謁す。皇族を尊くし臣下を抑うるも、亦至れりというべし。且....
「小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
二|番町の邸より亡夫の眠る品川東海寺まで徒歩の往来容易なりという。体重は十九貫、
公侯伯子男爵の女性を通じて、体格にかけては関脇は確かとの評あり。しかしその肥大も....
「細木香以」より 著者:森鴎外
二十を踰えた後である。 婢は「おいらん」を以て人間の最尊貴なるものとしている。
公侯伯子男の華族さんも、大臣次官の官員さんも婢がためには皆野暮なお客である。貸座....
「四十年前」より 著者:内田魯庵
の賓客は日本の運命を双肩に荷う国家の重臣や朝廷の貴紳ばかりであった。主人側の伊井
公侯が先ず俊輔聞多の昔しに若返って異様の扮装に賓客をドッと笑わした。謹厳方直容易....
「武鑑譜」より 著者:服部之総
運動の革命化に備えて、違警罪即決例、爆発物取締規則とともに華族令が布《し》かれ、
公侯伯子男と雛壇づけられた中へ、成上り官僚の重信朝臣や博文《ひろぶみ》朝臣が頑丈....
「三国志」より 著者:吉川英治
り。見知ったるか」と、立ちはだかった。 馬超は、哄笑した。 「わが家は、世々、
公侯の家柄だ。なんで汝のような田舎出の匹夫など知るものか」 ここに両雄の凄まじ....