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「公国〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

公国の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
故、豊後王|普蘭師司怙・休庵(大友宗麟)の花押を中にして、それを、フィレンツェ大公国の市表章旗の一部が包んでいるのだろう。とにかく下の註釈を読んで見給え」 ....
菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
綺麗な毀れ易い薄いものが出来ていた事があります。丁度|明和の元年に粂野美作守高義公国替で、美作の国|勝山の御城主になられました。その領内南粂郡東山村の隣村に藤原....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
いて読みます。『猶太人ジュス』をよみ終り、こういう小説(ローマ皇帝下のドイツの小公国を背景として)をかいた作者の心持、そして「旅行記」をかいた作者の心持、今一人....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
其々の居住地の特性をすこしあやまって考えたのでしょう。ケプラーは小さいドイツの諸公国領をあちこち追われて転々としてプラーグにも住んだりした――ここで有名なデンマ....
ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
それから次に、自然の順序として、コンラーディン・クロイツェルのグラナダの露営が大公国劇場で新しく再演されることに、説き及ぼしてあった。「書きおろされたばかりのも....
ヴェルダン」より 著者:野上豊一郎
あるのに、東はわずか五十キロでドイツに接し、その北には同じ距離でリュクサンブール公国があり、そのすぐ北にはベルジク王国があるといったような辺彊だから、われわれの....
経済学及び課税の諸原理」より 著者:吉田秀夫
最大部分を破壊したと言われている。これに類似の租税はそれほど重くはないが、ミラノ公国や、ジェノア共和国や、モデナ公国やパルマ、プラチェンティア、及びグァスタルラ....
人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
1)。 1) Id. sect. lxv. p. 135. マグデブルグ公国では、この比率は、一七〇〇年に、一対八七、一七五二年ないし一七五五年には、一....
黒い手帳」より 著者:久生十蘭
すよ。先週も三人組の独逸人に百万|法《フラン》近くやられて、三日の期限付でモナコ公国にモラトリアムが出たばかりのところなんです。それでぼくはちょっとしたシステム....
だいこん」より 著者:久生十蘭
を説かれているあたりでぶっつりとぶったぎれている。十七世紀のフェレンツェやナポリ公国のお抱え歴史家は、君主に都合の悪い事件は眠っているうちにすんでしまったので知....
ノンシャラン道中記」より 著者:久生十蘭
万五千法、百回で三百五十万法。……するとなんだね、三日もカジノへ通ったら、モナコ公国の国庫は破産することになりはしないかね」 タヌは快心の笑をもらしながら、 ....