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「公安〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

公安の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
光と風と夢」より 著者:中島敦
違って今日はまるで静かだ。人のいない道。人のいない家。銃も見えぬ。アピアへ帰って公安委員会に顔を出す。夕食後、舞踏会に一寸立寄り、疲れて帰宅。舞踏会場で聞く所に....
女肉を料理する男」より 著者:牧逸馬
それを逸《いっ》し去ったのは、すくなくともこの場合、当然身を挺《てい》して警察と公安を援助すべき公共的義務精神の熱意と果敢さにおいて、いくぶん欠除するところある....
警察官職務執行法」より 著者:日本国
二十九年法律第百六十二号)に規定する個人の生命、身体及び財産の保護、犯罪の予防、公安の維持並びに他の法令の執行等の職権職務を忠実に遂行するために、必要な手段を定....
天馬」より 著者:金史良
漸次高まって所期の目的は殆んど達せられつつあるのに、愛国主義をふりかざして社会の公安を妨げ到るところで悪事を働く玄竜を、そのまま用いることは大村の威信にも関るこ....
明日の知性」より 著者:宮本百合子
無事に千回以上の公演をつづけたが、一九三六年、解散させられた。チューリッヒで、「公安妨害」の口実で公演禁止されたのをはじめとして、ナチス外交官が出さきの外国でま....
新しい抵抗について」より 著者:宮本百合子
て、もしひっくるめてそれを取締る法律をつくれというのならば、法律の条文としては「公安を保つ」というような文句が使われやすい。ところが、この「公安」という字は、御....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
造者であり、シャールマーニュ、ルイ十一世、アンリ四世、リシュリユー、ルイ十四世、公安委員会、などの後継者であった。またもとより、汚点や欠点や罪悪をも有したであろ....
山の神殺人」より 著者:坂口安吾
を逮捕した。…… ――(朝日新聞五月十九日夕刊)―― 子を捨てたがる父公安委員の山田平作は夜になるのを待って町の警察へ出頭した。長男不二男がヤミであげ....
この握りめし」より 著者:岸田国士
り、彼はその一味から買収されかけたが、断乎としてこれを斥けた。それともう一つは、公安委員の要職にある男が、ある物持の未亡人を脅迫して土地を法外な値で手に入れ、あ....
安吾人生案内」より 著者:坂口安吾
頭に立つのが、そも/\いけないというのです。 勘定はきちんとしています。それは公安委員会でお客も認めています。帰ると、その足で、交番へ行ったんですからね。卑怯....
安吾人生案内」より 著者:坂口安吾
だけしつこくして帰ります。国鉄からは音沙汰無しです。やっと翌日(三十日)の午後、公安員と称する人が、「今日は調査にやって来た。見舞いの方は明日くるでしょう」と、....
安吾人生案内」より 著者:坂口安吾
話 辻二郎 先頃衆議院の農林委員会でドッグレースの法案が審議され、其時自分が公安委員として呼出され、意見を求められた際、積極的に反対しなかった為にある新聞に....
革命の研究」より 著者:大杉栄
る。 みなその権力の首領等と違ったことを考えているものはすべて虐殺するという、公安委員会の夢ばかり見ているのだ。自分自身の意志するままに思索し行為することをあ....
空中征服」より 著者:賀川豊彦
、このために大阪市には年々肺病人が増加し、死ぬ人の数が増しておりますから、市民の公安を思わない人は死刑に処してもよいのですが、この後を戒めるために、このたびだけ....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
ンはイタリア軍に属して作戦に従事したこともあり、イタリア軍司令官に任ぜらるる前は公安委員会作戦部に服務してイタリアに於ける作戦計画を立案した事がある。 ナポレ....