公演[語句情報] » 公演

「公演〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

公演の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
間諜座事件」より 著者:海野十三
呼んでいるのだ。本当の座名はディ・ヴァンピエル座! ディ・ヴァンピエル座第9回公演――と旗が出ている間諜座の前だ。R区は、いつもと、些とも変らぬ雑沓だった。 ....
幾度目かの最期」より 著者:久坂葉子
喋りに、彼は、俺に説教するつもりかと云った。そしてせせら笑いもしたのです。芝居の公演の時間がもう後わずか、作曲家の友人は先に出てゆき、私と彼は、いがみ合っている....
寄席と芝居と」より 著者:岡本綺堂
くその性質をあらわしていた。好劇の結果、彼は落語家芝居をはじめ、各劇場で幾たびか公演して人気を取ったこともある。 燕枝も円朝と同様、文字の素養があって俳句など....
貞操問答」より 著者:菊池寛
ら新劇研究会のメンバーになると、家の暮し向きなどはおかまいなしで、いつも損をする公演の手伝いなどに、うき身をやつしているのだった。 だから、新子が今年の初めか....
花束の虫」より 著者:大阪圭吉
の後の経過も大変好く最近では殆ど健康を取戻していたし、茲数日後に瑪瑙座の創立記念公演があると言うので、関係者からはそれとなく出京を促されていた為、一両日の中に帰....
演劇の様式――総論」より 著者:岸田国士
生は、その劇場専属の俳優の出演とか、その地方に根城をすえた職業的、非職業的劇団の公演にあてるとか、適宜の処置がとられている。 「演劇」をかたちづくる、もう一つの....
演劇への入口」より 著者:岸田国士
。東京都が数年前から、「都民劇場」の名で、会員制度の観劇グループを作り、目ぼしい公演を選んで入場料の一部負担を実行しているのは注目に値する。 日本では、大蔵省....
女優の親」より 著者:岸田国士
三島由紀夫君の戯曲『夜の向日葵』を読んだときには、これを、文学座の本公演でやるのは、ちよつと無理じやないか、観客がついて来ないのじやないかと心配した....
岩田豊雄と私」より 著者:岸田国士
という劇団があり、当時、帝国ホテル演芸場と呼ばれていたささやかなホールで、細々と公演をつづけていた。 わが岩田豊雄がフランス滞在を切りあげて日本に帰つて来たの....
近況」より 著者:岸田国士
近況 岸田國士 文学座三月公演のゴーリキーの「どん底」を演出することになり、信濃町のアトリエ近くに宿をとっ....
稽古場にて」より 著者:岸田国士
稽古場にて 岸田國士 文学座三月公演はゴーリキイの「どん底」ときまり、私が演出を引受けた。 神西清氏の翻訳がで....
夜光虫」より 著者:織田作之助
鼾が聴えて来たとすれば、もはや無意味ではあるまい。まして月並みではない。 鼾は公演場の休憩室の隅にあるソファから聴えていた。 いつ、どこから、どう潜り込んだ....
イプセン百年祭講演」より 著者:久保栄
市におきましても、さだめしこの機会に、沙翁以来の世界的戯曲家の業績を追慕する記念公演が盛大に行われるだろうと想像されます。ただ今のところでは、ベルリンの出し物だ....
明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
した。歴史上の事実はともあれ、自国の王妃王子が捕虜となっているところを舞台の上で公演するのは穏かでない、どうか中止を命じてもらいたいというのである。前にもいう通....
明治演劇年表」より 著者:岡本綺堂
は二代目左団次を襲名し、親譲りの丸橋忠弥を勤む。 ○十一月十日、文芸協会は第一回公演を歌舞伎座に開く。狂言は「桐一葉」「ヴェニスの商人」「常闇」。 ○十二月十一....