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公議
「公議〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
公議の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「近時政論考」より 著者:陸羯南
または二、三権臣の専制に任すべからず、文明国の風に倣い人民の権利を重んじ、人民の
公議輿論をもって政をなさざるべからずと信じたるもののごとし。これ実に日本における....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
石以上の諸大名はいずれも勅命を奉じて続々京都に集合しつつあると聞くころだ。天下の
公議によりこの国の前途を定めようとするものが京都を中心に渦巻き始めた。その年の十....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
と心得よと告げてある。ついては、越前宰相以下|建白の趣旨に基づき、広く百官諸藩の
公議により、古今の得失と万国交際のありさまとを折衷せられ、今般外国公使の入京参朝....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
があったのでこれらの学者を登用した主唱者らしく思われる。藤野は後に藩の権大参事兼
公議人となり、大学本校少博士ともなり、また修史館が出来た時にはその編輯官ともなっ....
「徳育如何」より 著者:福沢諭吉
の智徳の根本を資《と》るところは、祖先遺伝の能力と、その生育の家風と、その社会の
公議|輿論《よろん》とにあり。蝦夷人《えぞびと》の子を養うて何ほどに教育するも、....
「建国の事情と万世一系の思想」より 著者:津田左右吉
ういう方向に進んで来た形跡も見られるし、天皇親政の制が肯定せられながら輿論政治・
公議政治の要求の強く現われたのも、またこの意味を含んでいたものと解することができ....