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「公費〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

公費の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
なり、馬占《ヒッポマンシー》が起った。古ケルト人もっともこれを信じ、特別の白馬を公費もて神林中に蓄《か》い、大事あるに臨みこれを神車の直《じき》あとに随わしめ、....
二十一」より 著者:坂口安吾
そこで僕は二人の友を毎日訪ねた。一人は辰夫と云って、之は当時発狂して巣鴨養保院の公費患者であり、も一人は修三と云って(菱山ではない)之は当時岸田国士、岩田豊雄氏....
チェーホフ試論」より 著者:神西清
友と協力して、飢えに迫られて馬を手放した農民のために馬を買附け、これを冬のあいだ公費で飼養し農作期の到来とともに難民に配給する機関を設けた。しかしこれも実際の効....
淡窓先生の教育」より 著者:中谷宇吉郎
困らない、というようなことももちろんなかったであろう。藩か大店《おおだな》かの「公費」で遊学したという学生も、絶無に近かったものと思われる。 門下生たちは、純....