六分儀[語句情報] » 六分儀

「六分儀〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

六分儀の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
海底大陸」より 著者:海野十三
て、どの地点にいるのだかわからないのだ。やがて夜にでもなって北斗星が出てくれば、六分儀でもって測定できるだろうがネ」 「そいつはよわったなァ」 「全くよわった。....
難船小僧」より 著者:夢野久作
ュウシャン群島に近いだろうな」 「サア……わからねえ。太陽も星もねえんだかんな。六分儀なんかまるで役に立たねえそうだ」 「どこいらだろうな」 「……サア……どこ....
月世界探険記」より 著者:海野十三
ろだった。 蜂谷艇長は、観測台のところに立って、しきりにオリオン星座のあたりを六分儀で測っていたが、やがて器械を下に置くと、手すりのところへ近づいて、下にいる....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
いほどに時間を割《さ》いているのです――無論、昼は天文学と共に相関聯した航海学、六分儀の使用、海図研究――夜はこうして天体の実測観察。 駒井が天体を観察する傍....
無人島に生きる十六人」より 著者:須川邦彦
る、各種の航海用精密機械は、外国からも取りよせたり、海軍や商船学校からも借りた。六分儀が三個。経線儀(精確な時計)が二個。羅針儀も、すばらしいものをすえつけた。....
世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
の屈託があるのさ。……たくさんある。それでもわしはまだ経緯度を計ることは出来る、六分儀も対数表も正確に扱うことが出来る。君は法廷でわしを気違いだと証明することは....
冬の王」より 著者:森鴎外
である。書棚の上には、地球儀が一つ置いてある。卓の上には分析に使う硝子瓶がある。六分儀がある。古い顕微鏡がある。自然学の趣味もあるという事が分かる。家具は、部屋....