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六十六部
「六十六部〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
六十六部の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
とがあったのか」 半七の眼は動いた。結構人と評判の高い老人と、なんだか怪しげな
六十六部と、この間にどういう糸が繋がっているかを、横から縦からいろいろに想像して....
「白くれない」より 著者:夢野久作
、いつしか思ひの外なる日田の天領に紛れ入りしかば、よき序なれと英彦山に紛れ入り、
六十六部に身を扮装して直江志津の一刀を錫杖に仕込み、田川より遠賀川沿ひに道を綾取....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
は、 「それはお気の毒千万なことだが、お前さんの人相を見ますと、お前さんの前世は
六十六部でした、そうして貪慾で、貰うことばかり一生懸命で、人に施しということをし....
「怪異暗闇祭」より 著者:江見水蔭
小机源八郎は、武州|橘樹郡小机村の郷士の子で、子供の時に眼を患ったのを、廻国の
六十六部が祈祷して、薬師の水というのを付けてくれた。それで全治してから後は、不思....