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「六号〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

六号の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
」より 著者:芥川竜之介
また彼女の居間《いま》の壁には一週に必ず一枚ずつ新しい油画がかかり出した。油画は六号か八号のカンヴァスに人体ならば顔ばかりを、風景ならば西洋風の建物を描《えが》....
校正後に」より 著者:芥川竜之介
酒虫は「しゅちゅう」で「さかむし」ではない。気になるから、書き加える。(新思潮第六号) ○僕は新小説の九月号に「芋粥《いもがゆ》」という小説を書いた。 ○まだあ....
出世」より 著者:菊池寛
の唐草模様か何かの表紙の付いた六、七百ページの本であった。またその活字が、邦字の六号活字に匹敵するほどの小さいローマ字で、その上ベッタリと一面に組んであるのであ....
青春の逆説」より 著者:織田作之助
畳店と畳の字を入れなければならぬのだが、畳という字が画が多くてやり切れなかった。六号活字でぎっしりと詰めて印刷してある同業者名簿をながめて、しきりに溜息をつき、....
蠅男」より 著者:海野十三
、帳場に来ている蠅男の電話を、早くその電話器につなぎかえたまえ」 と、この三三六号室の卓上電話器を指した。 帳場氏はオズオズと受話器に手をかけた。間もなく蠅....
闖入者」より 著者:大阪圭吉
洋画趣味の医師の注意を少からず惹きつけたのだ。 さて、その問題の絵と云うのは、六号の風景カンバスに、直接描法の荒いタッチで描かれた富士山の写生画であるが、カン....
鞄らしくない鞄」より 著者:海野十三
黒表紙の帳簿《ちょうぼ》が課長の前に置かれた。「事件|引継簿《ひきつぎぼ》第七十六号」と題名がうってある。課長は大湯呑を左手に移し、右手の太い指を延ばして帳簿の....
怪星ガン」より 著者:海野十三
線とおなじ太さの受話器がついていた。 「ああ、ミネ君か。……えッ、なんだって。第六号艇がおかしいって。故障? えっ、火災が起こった。爆発のおそれがあるって。それ....
時限爆弾奇譚」より 著者:海野十三
向ないのさ」 「なるほど、なるほど。ええと第五号は、紫檀メイタ卓子か。それから第六号が、拓本十巻ヲ収メタル書函か。それから……」 と、彼は、警告文の左記列項を....
宇宙尖兵」より 著者:海野十三
、僕たちは殆んどこの艇内の生活に慣れるために費したようなものだ。 僕の私室は十六号であった。 魚戸の部屋は、その斜向い側の十七号であった。その隣室の十八号が....
諸国の玩具」より 著者:淡島寒月
椿岳が油絵を教ったのは、横浜にいましたワグマン(明治四十二年六月『趣味』第四巻第六号)....
貞操問答」より 著者:菊池寛
然と読んでいると、ふと「新劇研究会の公演」という見出しが眼についた。埋草のように六号で組まれたものだが、姉が関係していることを知っているだけに、新子の眸はひきつ....
妖怪学」より 著者:井上円了
出典 『哲学館講義録』第五学年度第四、九、一九―二〇、二八、三一―三二、三四、三六号(明治二四年一二月五日、同二五年一月二五日、五月五日、一五日、八月五日、九月五日、一五日、一〇月五日、二五日)....
妖怪報告」より 著者:井上円了
可ならん」と。 出典 『哲学館講義録』第一期第三学年第七・八・九・一〇・一一・一六号、明治二三(一八九〇)年三月八・一八・二八日、四月八・一八日、六月八日、巻末、一―二、一―二、一―二頁。....
鴎外博士の追憶」より 著者:内田魯庵
較や無関心になったが、『しがらみ草紙』や『めざまし草』で盛んに弁難論争した頃は、六号活字の一行二行の道聴塗説をさえも決して看過しないで堂々と論駁もするし弁明もし....